2学期の開始にあたって再度、認識し直したほうがいいこと。

高校入試によって希望する高校へ進学しようとする

佐久穂小中学校9年生(中学3年生)にとって、

夏休みというのは、とても貴重な時間だったんだよ。

理由は大きく3つ。

 

1つは、

高校入試は少なくとも旧6通学区、

普通なら東信地区、大きく言えば長野県の範疇で行われるから。

 

もう1つは、

7・8年生(中1・2)の学習範囲を総復習する時間が

今後、確保しにくいから。

 

最後の1つは、

2学期に行われる4回の総合テストと

2学期の通知表(本当は内申点だけど・・・)によって、

受検できる高校が決まってしまうから。

 

1つ目について・・・。

高校入試や大学入試って、自分の周りの人と競うわけではないんだね。

高校入試の場合、例えば佐久穂小中学校9年生だとして、

行きたい高校への入学をかけて競う相手は、

例えば、小海町にある小海中学校だったり、

佐久市や小諸市にあるたくさんの中学校だったりするわけだ。

もっと広く捉えると、少数ではあるかもしれないが、

上田市の中学3年生が、佐久市にある高校を志望するかもしれない。

6ヶ月後にその人たちと、自分の未来をかけて競うことになる。

この現実が、実はとても厳しい。

だって、高校入試のための学習をすでに始めている人、

けっこう多いと思うから。

 

2つ目・・・。

9年生(中3)になって、学校の授業が難しくなったと思わない?

特に、数学・英語。

社会だって覚えることが増えた気がするだろうし、

理科なんか関連付けて考えることが増えてきたよね。

それ、正解。

考えてごらんよ。

なんで、文部科学省がその単元を中3学習内容に設定したのか・・・。

レベルが高いからにきまってるじゃん。

中1・2では難しすぎるって思って、中3にまわっている。

それをさ、

中学生って、いとも簡単に両立できるって思っている人が多いんだよね。

両立?

なんの?

もちろん、今9年生で学習する中3範囲の内容と、

高校入試に備えた、高校入試レベルの中1・2範囲の内容だよ。

もうね、手一杯になっちゃうんだよ。

今の範囲の学習だけで。

私は英語がそれほど得意じゃないけど、

1学期、現在完了形をやったでしょう?

2学期はたぶん、関係代名詞を含む後置修飾を学習するわけ。

その内容が難しいんだよね。

でさ、8年生の時に学習したTo不定詞や比較なんかはどこで復習しなおすの?

さらに、高校入試のための長文読解はいつ学習するの?

疑うなら、昨年の長野県高校入試問題を見てみなよ。

一発で実感できるから。

例えば数学。

数学の難しい問題って、図形の中でも面積の問題だと私は思うんだけど・・・。

知ってた?面積の勉強って、中3の学習範囲にはないんだよ?

中2で終了してるんだ。

でもね、中3の学習範囲をこなしていくと、

その面積の問題が、どんどんパワーアップしていくんだね。

でもさ、学校でその学習をする単元って今後ほとんどないんだよ。

今までに習った範囲を融合させて、自分で学習を深めるんだ。

でもね、やっぱりその時間が有効にとれないんだよ。

だって、中3の学習範囲だけで一杯一杯だもの。

 

3つ目・・・。

これが一番、気にしてもらいたい。

高校入試っていつ実施されるか。

私立とか前期とかあるけど、

普通は3月上旬だよね。

・・・実施されるのはね・・・。

でも、大体の中学校は12月に三者面談をして、

受検する高校を決めるんだよね。

もちろん、3学期始めの1月のテストを見てから決める場合もある。

あるけど、正直、そうやって三者面談で言われたら、

かなり状況は良くないと思ったほうがいい。

じゃぁ、どうやって受検する高校を決めていくのか・・・。

もちろん、生徒の希望と中学校側の判断ですりあわせていくんだけど、

中学校側の判断って、

2学期に行われた4回の総合テストで、

多くの場合おこなわれている。

・・・もう、1回分おわっちゃったところもあるね。

つまり、4回の総合テストでそれなりの実力を見せなければ、

自分が受検したい高校を受検することができないかもしれないってこと。

だから、夏休みって大事なんだけど・・・

過ぎたことを言ってもしょうがないからね。

それと、忘れないでほしいんだけど、

世の中、ベストスコアを基準に判断することなんてないからね。

普通ならアベレージ、平均値を基準に判断する。

総合テスト4回分の平均値を上げること。

これが、高校入試にとって最大かつ最良の合格への道。

そして、佐久穂小中学校9年生(中学3年生)が、

改めてもう一度、認識しなくてはいけない自分のおかれた状況。

この認識が薄いと、本気で

○○高校に行きたい!

と思ったときには手遅れになる。

もうすでにそれを認識して、その上で、

総合テストの1回目を受けた人もいっぱいいるはず。

総合テスト1回目で高得点を取れたかどうかは気になるところだけど、

それよりも、そういう意識で臨んだテスト結果を

自分が現状の自分を直視することが、

とても大きな意味を持つことなんだ。

2学期始めの総合テストで、

こんなはずじゃなかった!

と、強いショックを受けた人。

あなたなら大丈夫。

だって、2回目・3回目・4回目は、もうこんな思いをするのは嫌だろう?

だったら、前に進んでいける。

夏休みの成果が出たあなた。

あなたのやってきたことは間違っていない。

早く効率的に学習に取り組めば、必ず結果はついてくる。

・・・問題なのは、ただのテスト結果だと

いつも通りに素通りしてしまったあなただ。

いつものテストと同じにとらえているその現状は、

おそらく2学期中もずっと続き、

そして、12月を迎えることになる。

それでもいいのかな?

 

人生、学歴だけじゃないし、

学歴がよければ収入が高いということに関する相関性はないと言われている今日、

それでも、高校入試というきっかけを利用して、

佐久穂小中学校9年生(中学3年生)には自分自身のレベルアップをはかってほしい。

きっと、この機会を超えることは、

あなたたちの人生にとってそれなりの意義をもたらすと思うから。

 

 

 

 

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